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トラックハウスは、手づくりの家です。
それはもう、「そこまでやるか?」というくらい、手づくりです。
製作は、島根で自然学校を主催する岡野さんにお願いしました。
トラックハウスの基本コンセプトのひとつが、家を手づくりすること、つまり衣食住の「住」を自分の手に取り戻すこと。
また、トラックハウスは、キャンピングカーではなく家。しかも、電気やガス、水道など”ライフライン”に頼らず、自立した暮らしをするための家なのです。
そんな家をトラックの荷台に乗せ、さらに地面に下ろして定置したりもできるようにするわけですから、これまでにない家と言って間違いないでしょう。
これまでにないものを手に入れようというのですから、手づくりするしかありませんでした。
フレームは鉄の角パイプを溶接して組み、壁板を切って、張って、、
というところはわかりやすいと思いますが、
その壁と屋根との間の”モール”は、単管パイプを割ったものにフラットバーを溶接してつくったものです。
窓は、フレームを角パイプで、
ヒンジは市販の溶接丁番を加工し、
取っ手を鉄パイプとアングル、鉄板でつくり、
留め金具はその機構もオリジナルで、材料は角パイプやアングル、鉄筋などです。
トラックハウスづくりで買ったものは、素材となる鉄やアルミや板などと、
釘やボルト、接着剤や両面テープなどの接合材
ペンキや荏油などの塗料
といったところです。
つまり、ほとんどが素材です。
このようなことが出来るのは、製作している岡野さんのセンスやスキルがあってこそ。
ただ、岡野さんもプロではありませんし、専用の設備があるわけでもありませんので、町工場のおやじさんとかに頼めば作ってもらえるようなものです。(かなり面倒くさくて嫌がられるかもしれませんが ^^;)
ペンキは無理ですが、柿渋や荏油だって、作ろうと思えばつくれるはずです。
自分でつくれなくても、地域の中に出来る人がいるかもしれませんし、
もっといい素材が、地域の暮らしを支えた文化の中に見つかるかもしれません。
そういうものをなるべく選択したいと思いました。
つくれるということは、買わなくて済むということ。
たとえば、ホームセンターでヒンジのパッケージの注意書きを読めば、
「必ず元のものと同じサイズのものを選択してください」
というようなことが書いてあります。
つまり、メーカーが作ってくれた同じものを買わないことには、もしくは、新たに買い替えないことには、補修すら出来ないということになりかねません。
そんな依存から抜け出して、自分で
自分で出来なくても、地域のプロの人や器用な人に頼めば出来る
そんな家づくりをしています。
ある意味、行き着くところは「ヴァナキュラーな建築」と言っていいのかもしれません。

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